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南向きの敷地の固定概念

2023.1.14

南向きの敷地は快適性を損ねる?!

家づくりをするにあたって、

リビングを含めた居室は

「出来るだけ日当たりを良くしたい」

とお考えになると思います。

 

そして、そうするために

誰もが日当たりが良い土地を買おうとします。

 

しかし、現実は土地の日当たりの良さと

家の明るさや快適性には

大して相関関係がありません。

 

いや、むしろ土地の日当たりの良さが

かえって家の快適性を損なう傾向が

あるのではないでしょうか?

 

南向き敷地の落とし穴

 

例えば、あなたが日当たりの良い

南向きの土地を買ったとしたら、

あなたは家を建てるにあたって

一体どのような希望を

住宅会社に伝えるでしょうか?

 

おそらく大体の方が

出来るだけ全ての部屋を南向きにして欲しい

とお伝えになると思います。

 

せっかく高いお金を出して

日当たりが良い土地を買ったわけですからね。

その恩恵を最大限に受けたいというのが

当たり前の感情だと思います。

 

しかし、日当たりが良い土地は

そこに大きな落とし穴があります。

 

暮らしている姿を想像していますか?

 

南向きの土地に

南向きの部屋をたくさんつくり

かつ大きな南向きの窓をつくった場合、

そこからはたくさんの光が入ると同時に

他人の視線も入ってくることになります。

 

となると、その窓には視線を遮るための

カーテンが必需品となります。

そして、カーテンによって

光と視界をさえぎることになります。

 

また、視線が気になるお家は

防犯的にも不安を抱えることになります。

外から見たら間取りも分かってしまうし、

夜になると、照明の灯りによってどこに居るのかまで

分かってしまうからです。

 

となると、防犯強化のために

シャッターもつけざるを得なくなります。

シャッターをつけておけば、

台風の時に何か飛んできた時も

窓が割れるのを防止出来るので一石二鳥ですし。

 

そして、南から容赦なく差し込む

直射日光の眩しさや暑さを緩和するために、

カーテンどころかシャッターまで

閉めっぱなしにしてしまう家が見受けられます。

 

さて、このお家は本当に明るくて

快適な住まいなのでしょうか?

 

100%違いますよね。

 

だって、カーテンが開けられないということは、

そこに壁があるのと同じと言っても過言じゃないし、

さらにシャッターまで閉めてしまうと、

もはや何のためにそこに窓をつくったのか、

その意味すら無い状態です。

 

実に多くの方が

このジレンマの中で暮らしているのですが、

この原因は、

「南向きに部屋をつくらなければいけない」

という思い込みにあります。

 

確かに、寝ている時間以外の

全ての時間を過ごすことになるリビングは

日当たりがいい南向きで窓をつくるのが理想的です。

 

しかし、明るさと快適性を手に入れるためには、

加えてプライバシーも

得なければ快適ではありませんね。

 

逆に言うと、

プライバシーが保証されてない状態で

どれだけたくさん南向きの窓をつくっても

それは快適性には意味がないということです。

 

なので、家づくりをする時には、

部屋の位置をどこにするのかまで指定しないように

気をつけていただければと思います。

 

リビングを南向きにつくることは大切ですが、

配置をその土地の環境に合わせて設計しないと、

プライバシーと明るさ・快適性を満足する

リビングをつくることが出来ないので。

 

そして、土地選びにおいても、

決して南向きだけにこだわらないように

していただければと思います。

南向きの土地は価格も高く設定されていますし。

 

では、次回は南向きの土地について

コスト面にもう少し突っ込んで

お伝えしていきたいと思います。

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